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千葉ニュータウンで実現できる、とっておきの「家族時間」とは?
No.005

家族時間を豊かにする「木工」のすすめ。
〜木工作家 渡邊浩幸さん〜

暮らしの道具にこだわると、自分の暮らしがもっと愛おしくなる。その道具を自分で作ることができたなら、もっともっと、暮らしへの愛は募る。

画材とクラフトのお店「JOYFUL-2千葉ニュータウン店」で暮らしの道具作りを指南する、木工作家の渡邊浩幸さんを訪ねました。

1年待ちの人気ぶり!
渡邊浩幸さんの木工教室

千葉ニュータウン中央駅のお隣、印西牧の原駅から歩いて10分。ホームセンター「ジョイフル本田」に併設されているのが、物作りの好きな人たちが集う画材とクラフトの専門店「JOYFUL-2」。木工作家の渡邊浩幸さんは、ここで「木のカトラリー作り」(月1回)との「木工指物」(月2回)を教えています。

教室に通ってくるのは、若い女性からリタイアした年配男性まで幅広い人々。生徒は常に満員で、長い時で約1年のキャンセル待ちという人気ぶりです。

JOYFUL-2 千葉ニュータウン店での「木のカトラリー作り教室」の様子。ボーダーのシャツを着ているのが、講師を務める渡邊浩幸さんです。

高校時代に黒田辰秋さん(人間国宝)の木工作品を見て衝撃を受け、木工の世界へ。東京藝術大学で漆芸、同大学院で木工を学び、以来ずっと木工人生を歩み続けているという渡邊さん。

卒業後、JOYFUL-2守谷店でアルバイトしたのをきっかけに、守谷店で5年、千葉ニュータウン店ではオープン当初から10年以上にも渡って木工の教室を開いています。

渡邊さんのアトリエ(神奈川県大和市)にて。

食べることが好きだから、
食べるために使う道具を作る。

渡邊さんが主に手掛けているのは生活道具。なかでも器やカトラリーなど「食」に関する木工作品を数多く制作しています。

「食べることが大好きなので、自分自身が使う器から制作を始めていきました。フォークやスプーン、木のお皿、東南アジアに旅行した人がくれたお土産のスプーンをヒントにしたサーバースプーン。どれも日常の食卓で使うものばかりです」

日常で使うもの……でも、渡邊さんはこうも言います。

「器を作っているんだけれど、目指しているのはアートなんです。僕が大切にしているのは、フリーハンドの物作り。似たような形ではあるけれど、一つひとつが微妙に違う……そんな物を作っています。

それは例えるなら、ライブ感。CDではいつも同じ音楽が聴けるけれど、ライブではその時々の感情によって同じ曲でも演奏が微妙に変わりますよね。そんなような、揺らぎや、遊びを残した物作りが好きです」

渡邊さんが制作したスプーンたち。それぞれ違う木で作られており、形も微妙に違います。工業製品とは違う手仕事の温もりが伝わってくる作品。

一応、型はあるけど、型にはまらない。それが渡邊さん流の物作り。

アトリエにストックされた木材。海外では違法伐採の問題も起きている木材の世界だからこそ、“どんな背景を持った木か”にも気を遣っているそうです。

渡邊さんのアトリエ。木の香りが充満した、素敵な場所です。

渡邊さんが物作りをする中で一番楽しいのは、作っている“途中”だと言います。

「料理なら下ごしらえで出来映えが変わるように、木工も途中の過程でどう手をかけたかは大切なこと。その手間は、できあがった時にはわからなくなってしまうし、使う人には見えない部分かもしれないけれど、心の中では“実はこんなことをしていたんだぞ”って思っていたりして。僕だけしか知らない秘密のような感じが、楽しいんです」

似たような趣味を持った人が集ってくる、千葉ニュータウンの木工教室。

さて、千葉ニュータウンの木工教室に話を戻しましょう。

渡邊さんが教えている2つの教室のうち、「木工指物教室」で作るのは、箱や椅子などちょっと大きめの木工作品がメイン。一方の「木のカトラリー作り教室」では、その名の通り、スプーンやフォークなどのカトラリーや、お皿などを作ります。

生徒さんはほとんどが木工初心者。離乳食を始めた孫に手作りの食器をプレゼントしたいと通い始めたおじいちゃん、自作の陶器に合うカトラリーを作りたいという料理好きのお母さんなど、目的は様々です。

「通ってきてくださる方々は、年も見た目も全然違うんだけれど、どこか趣味が似通っているような感じがするんです。例えば、家で野菜や何かを育てていたり、料理が好きだったり。普段の生活を楽しんでいる人が多いなって思います」(渡邊さん)

スプーンの制作中。女性や主婦の方も多く通われているそうです。

バターナイフは基本中の基本。これができたらジャムスプーン、次にスプーンを作ったら、その後は応用編。思い思いに好きなものを自由に制作していきます。

こちらでは、レンゲを制作中。

「木工」を通じて、同じような趣味嗜好を持つ仲間と出会えるのも、渡邊さんの木工教室の魅力の一つです。

「手作り」が家族の日常に与えてくれるもの。

「物を作る。その過程を知っていると、物を大事にするようになるかも知れない。作った人の気持ちを想像したら、容易には捨てられないですから。また、だからこそ、物をちゃんと吟味して選ぶようにもなるかも知れません。で、気に入ったものがないから作っちゃおうって」(渡邊さん)

物作りは、完成させる喜びだけでなく、家族の暮らしをもっと豊かにする、たくさんのことを教えてくれます。

千葉ニュータウンで木工ライフ、あなたも始めてみませんか?

JOYFUL-2千葉ニュータウン店
木工指物教室/木のカトラリー作り教室
千葉県印西市草深1921 ジョイフル本田千葉ニュータウン店内
北総線「印西牧の原駅」より徒歩10分
http://www.joyful-2.com/culture/
※2015年7月時点の情報になります。
お問い合わせ・資料のご請求は TEL:0120-855-599 受付時間 / 10:00〜18:00(毎週火・水曜定休<祝日除く>)